KKD(勘・経験・度胸)とH(はったり)を絶えず前面に押し出すベテランはいないだろうか。一日の作業を終える。みんな集まって一杯やる。こんな習慣は今も昔も同じである。その時、ベテラン現場マンはこんなことを話さないだろうか。「君たちは恵まれているよ。俺達の頃は、生コンを現場で練った。徹夜でコンクリートを打設した。休みだって半年間なかった。新婚旅行も忙しい現場では行かせてもらえなかった。それが当り前だった。
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」このような内容を若手に話すと、やがて若手現場マンは建設の世界から遠ざかってしまう。過去を語るより、未来を話した方が若手はついてくる。建設することの“意義”や“やり甲斐”をどう実践していくのか。そのため自分達はこれからどうすべきか、をいっしょに考えることだ。ベテランは若手の考えや価値観をどんどん吸収してもらいたい。現代的感性や発想を積極的に理解する柔軟性を磨いてもらいたい。QC手法、VE手法、IE手法を学んで製造業の生産性に追いつく努力をしてもらいたい。若手は押えつけられることを嫌う。なぜなら、窮屈だから。若手の発想を活かし、ベテランの知恵、経験をミックスすることが大切である。職場の雰囲気も和気あいあいで、お互い自由な発言ができるように心がけることだ。ただし、利益追求、安全、出来映えなど厳しい目で若手を見つめなければならない。納得して怒られることは、誰も拒まない。